この記事は、世界中の都市伝説級トリビアをわかりやすくまとめる情報キュレーションサイト「雑学大学」に投稿された、思わず話したくなる豆知識をご紹介します。
この記事のハイライト
バナナは「木」じゃない!?実は巨大な草だった

スーパーでおなじみのバナナ。
幹のように見える太い部分と大きな葉を持つ姿は、まるで南国の「木」のように見えますよね。
しかし実際には、バナナは樹木ではなく「多年草(草本植物)」に分類されます。
つまり見た目は木でも、その正体は“草”なのです。
バナナの「幹」は幹ではなく偽茎
バナナの太い部分は木の幹ではなく、何枚もの葉が重なり合ってできた「偽茎(ぎけい)」です。
本物の茎は地下にあり、地中から新しい芽を出して成長します。
したがって、バナナは樹木のように年輪を持つこともなく、成長の仕方も草花に近いのです。
古代から人類とともに歩んできた果物
バナナの歴史は非常に古く、約7000年以上前から東南アジアやパプアニューギニアで栽培されていたといわれています。
古代エジプトの壁画やインドの文献にもバナナの記録が残っており、宗教的にも「豊穣の象徴」として扱われてきました。
特にヒンドゥー教や仏教では神聖な果物とされ、儀式に使われることもあります。
世界に広がったバナナの旅

大航海時代にはアフリカを経由して南米に伝わり、熱帯地方で一気に広まりました。
スペイン人やポルトガル人が持ち込んだことで、現在の中南米がバナナの一大産地となったのです。
今日、私たちがスーパーで手に取るバナナの多くは、この流れの延長線上にあります。
バナナが「草」だからこそできること
木ではなく草であるため、バナナは成長が非常に早く、1年ほどで実をつけることができます。
その反面、1度実をつけると偽茎は枯れてしまうため、新しい株から次のバナナが育つというサイクルを繰り返しているのです。
この生命力の強さが、世界中でバナナが愛される理由のひとつといえるでしょう。
バナナは「果物」ではなく「ベリー類」?

さらに驚くことに、バナナは植物学的には「果物」というより「ベリー類」に分類されます。
私たちは普段、食べられる実を「果物」と呼びますが、学術的には構造上ベリーにあたるのです。
見た目だけでなく、分類学的にも意外な一面を持っているのがバナナの面白いところです。
世界で愛される“草の実”バナナ
バナナは世界中で最も消費されている果物のひとつであり、栄養価も高く、手軽に食べられる点が魅力です。
しかしその背景に「木に実る果物」ではなく「草に実るベリー」という不思議な事実があると知ると、日常で食べるバナナが少し違って見えてきませんか?
この記事のまとめ
バナナは木ではなく、巨大な草に分類される植物です。
幹に見える部分は偽茎で、本物の茎は地下に隠れています。
さらに実は「ベリー類」という植物学的な一面を持ち、私たちが知っている果物のイメージとは大きく異なります。
身近な食べ物の中に、こんな驚きのトリビアが隠されていると考えると、植物の世界はとても奥深く感じられますね。
この記事はFRONTIAのKayさんにより寄稿されました。
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