この記事は、世界中の都市伝説級トリビアをわかりやすくまとめる情報キュレーションサイト「雑学大学」に投稿された、思わず話したくなる豆知識をご紹介します。
この記事のハイライト
驚きの事実!コカ・コーラは「薬」として誕生した

いまや世界中で愛される清涼飲料「コカ・コーラ」ですが、実はその始まりは「薬」だったことをご存じでしょうか?
1886年、アメリカ・ジョージア州の薬剤師ジョン・ステイス・ペンバートン博士が、南北戦争での負傷によるモルヒネ依存をきっかけに代替薬を探し求め、「フレンチ・ワイン・コカ」という飲み物を開発しました。
これは、コカの葉(コカイン成分を含む)とコーラナッツを配合したアルコール飲料で、当時は「頭痛・疲労・神経症に効く」として売られていたのです。
禁酒運動が生んだコカ・コーラの転機
当時のアトランタでは禁酒運動が盛んで、アルコールを含む飲料が販売禁止になる流れがありました。
そこでペンバートン博士は、ワインを取り除き、炭酸水で割った新しい飲料を生み出しました。
これが今日の「コカ・コーラ」の原型です。
1886年5月8日、ジョージア州アトランタの薬局で初めて販売され、当初は「頭痛や二日酔いに効く特許薬」として宣伝されました。
つまり、コカ・コーラは当初、健康飲料としての顔を持っていたのです。
初期コカ・コーラには「コカイン」が含まれていた!?

驚くべきことに、初期のコカ・コーラには微量のコカインが含まれていました。
これは、使用していた「コカの葉」に由来します。
当時のアメリカでは、コカインは医薬品として広く用いられており、違法ではありませんでした。
しかし時代が進むにつれて規制が強まり、1904年には「コカイン成分を除去したコカの葉」だけが使われるようになり、現在のコカ・コーラはもちろん一切コカインを含んでいません。
世界的飲料へ進化したコカ・コーラ
薬からスタートしたコカ・コーラは、やがて医薬品ではなく「清涼飲料」としての道を歩み始めました。
広告戦略や独自のレシピが功を奏し、20世紀にはアメリカ国内を超えて世界中に広がり、今や200以上の国と地域で販売されるグローバルブランドへと進化しました。
この記事のまとめ
コカ・コーラは、薬剤師が開発した「薬用飲料」として誕生し、禁酒運動をきっかけに炭酸飲料へと転換しました。
初期には微量のコカインが含まれていたこともあり、まさに「薬から清涼飲料への進化」を遂げた飲み物なのです。
次にコカ・コーラを飲むとき、その歴史を思い出すと、いつもの一杯が少し特別に感じられるかもしれませんね。
この記事はFRONTIAのKayさんにより寄稿されました。
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